TOTO インドネシア新社屋
Indonesia
TOTOインドネシア本社の新社屋は、ジャカルタの中心地に建設され、強烈な光と成長著しい都市の喧騒の中にあります。本プロジェクトでは、暮らしにおけるインテリアの重要性を、「清涼な水が生み出す、豊かな生活体験を想起する場づくり」と捉え表現しました。オフィスとショールーム内では、TOTOのCIブルーをイメージさせる「都市を映す水の光」のエントランス、各階をつなぐESC壁面の「流れる水の光」、ショールームの「静寂な池の光」を構成しています。
また、インドネシアと日本の異なる文化、異なる建築技術や材料、施主の思いと施工者を、私達がデザインに携わり、柔軟に解釈できるコンセプトを構築することで粘り強くつなげています。経済成長著しいインドネシアは、2050年にGDPは世界第4位となり、日本と順位が逆転すると言われています。このプロジェクトでの経験は、日本とジャカルタをつなげ、異なる文化の交流によりイノベーションを生み出すきっかけになると信じています。